【156回セミナー】主張を曲げず、任意売却を拒絶する債権者!そんな危機的状況を覆した交渉術とは? ~鳴かぬなら鳴きたく仕向けるホトトギス~レポート
2025年4月16日は第156回の「会員様限定セミナー」でした。
先日の講師はハードネゴシエーター(?)の平原先生です!
テーマは【主張を曲げず、任意売却を拒絶する債権者!そんな危機的状況を覆した交渉術とは?~鳴かぬなら鳴きたく仕向けるホトトギス~】です。
このタイトルからイメージできると思いますが、平原先生の交渉はとてもハードだと思います。
誰もが平原先生と同じように交渉ができるとは思いませんが、こういう方法もあり、「こんな交渉ができるんだ~」という実感を持ってほしいです。
セミナーを聞いてもらえると理解できますが、ハードといいながらも、それは緻密な計算のもとの交渉になります。
常に何通りもの選択肢を用意して、相手の出方によって選択肢を変えていく・・・。
簡単に真似できるようなものではありません。
私達にとって重要なのは、経験豊富な実務家の事例に触れておくことです。
「こんなことが可能なんだ!」という実感を持ってほしいです。
そういうことを知らないと、専門家にすら辿り着けません。
本当はまだ道があったのに、「知らない」ということにより、その結果、断念してしまったというケースは結構あるのではないでしょうか。。。
士業やコンサルの会員様においては、先生方がそういう情報を知っておくことで、顧問先を救うことができるかもしれません。
企業経営者の会員様においては、こういう事例を知っておくことで、自社のための様々なヒントになります。(相談は直ぐに吉田まで!)
これまで再生系の先生は、原田先生、吉村先生などにご登壇していただきましたが、皆さん、それぞれ個性があり、手法も異なるかもしれません。
また、再生系ではありませんが、当会の顧問をお願いしている「平賀先生」の銀行交渉もとても緻密で、そうそう真似できるレベルではありませんよね。
このように専門家も様々で相談するシーンも異なります。
会員様におかれましては、当然、先ずは「吉田」に相談してくださいね。
平原先生のセミナーを是非聞いてください!
「笑いあり」のあっという間の2時間だと思います。笑
イベントの詳細
2025年4月16日(水)16~19時にてセミナー(旧セミナー)を開催いたします。
セミナーのタイトル及び講師は以下の通りです。
・タイトル:主張を曲げず、任意売却を拒絶する債権者!そんな危機的状況を覆した交渉術とは? ~鳴かぬなら鳴きたく仕向けるホトトギス~
・講師:平原 理日朗 先生
テーマは、「銀行交渉、事例・ケーススタディ」です。
今回の講師は「平原 理日朗 先生」です。
平原先生は、2023年1月以来のご登壇になります。
https://www.fa-ps.com/event/2376/
今年のはじめ頃に、平原先生と諸々の仕事の打合せをしていたときに、直近で対応している案件のお話しをお聞きしました。
いつもながら相変わらず凄まじい交渉をしているなあ~と思いました。笑)
そこで平原先生に、「是非、会員さん達にその実例のお話しをしてもらえませんか?」とお願いしたところ、快くお引き受けくださいました。
一般的に専門家の立場としては、OPENセミナー等で泥臭いディープな話しは“しにくい”のですが、当会はクローズセミナーなので、お話ししやすいのかもしれません。
平原先生がご支援している企業さんは大抵、金融機関からいじめられている?再建関連の案件が多いと感じます。笑)
そして、平原先生の交渉術は大胆、かつ繊細です。
そういう支援をするのは難しいです。
容易くできることではありません。
平原先生は親の9億円の負債を整理した交渉経験があるからこそ、だと思いますね。
私も含め会員の先生方が平原先生とまったく同じようなご支援をすることはできませんが、「こんなこと(事例)もあるのか。。。」という実例を知っておくことがとても重要です。
私のテーマでもありますが、(経営者の)「知らない」は大損します。
救えたはずの企業なのに救えなくなる(手遅れになる)ケースもあります。
企業の会員様も、士業・コンサルタントの会員さんもリアルな交渉をしている平原先生の現場感覚を体験してほしいです。
最も大切なのは、私達が平原先生と同じレベルのノウハウを身につけようとすることではなく、「こういうケースでも再生、再建の可能性はゼロではない」という実際のケースを知っておくことです。
「今は当社は順調だから関係ない」「顧問先は順調だから大丈夫」ではなく、「もし、こうなったらどうすればよいのか」ということを知っておくことが重要ですよね。
実務経験は、理論書や教科書では決して学ぶことはできません。
それに、理論的、教科書的なセミナーは誰でもできます。笑)
以下、平原先生から頂いた4/16のセミナー内容について転記いたします。
<以下、平原先生より>
実は、思った以上に難しい任意売却。買い手候補を見つけても、債権者の鶴の一声で破談になる。
「その売却金額はあまりにも低すぎるので応じられない」
「自分たちが買い手候補を見つけるので応じられない」等
そして、債権者が複数いる場合はもっと複雑。第1抵当権者はまだしも、第2、第3抵当権者はここぞとばかり
「その程度のハンコ代では応じられない」
「全額回収できなければ応じられない」等
さらに、保証協会はもっと面倒。経済的合理性の考えがあまりにも乏しい。
「任意売却に応じなくても競売で回収すればいい」等々
今回のセミナーでは債権者の主張を覆した3社の実例を紹介いたします。
1.その条件では認められない、と保証協会に断言されたA社
2.あらかじめ買い手先と話を進めていた地方銀行に拒絶されたB社
3.メガバンク同士のしがない争いに巻き込まれ振り回されたC社
<転記、ここまで>
次に、平原先生のプロフィールは以下の通りです。
—
【平原先生プロフィール】
・1968年 福岡市生まれ
・株式会社平原経営相談事務所 代表取締役
福岡県立修猷館高校卒業後、医学の道を志すも、
父の経営する税理士養成専門学校の危機に自らの夢を断念。
個人企業としては類を見ない約9億円の借金にあえて勝負を挑み、
4年続いた赤字体質を1年後に黒字化に成功。
ところが、その矢先の平成13年に父が急死したため、再び状況が悪化する。
残された借金は9億円超。相続放棄の手続き期限は3か月以内。
相続放棄すれば、借金に苦しめられることもなくなる。
しかし、在校生たちは・・・。
結論が出せずに時間だけが過ぎていく。
そんな状況下で聞こえてくる亡父に対するあざけりの声に激昂し、
「親父の無念は俺が必ず晴らす」と相続放棄をしなかった。
自ら教壇に立ち、学生募集のために400校以上の高校回り1人でやるなど、学校を徹底的に合理化。
3,000回をはるかに超える債権者たちとの交渉経験で体得した独自の交渉術と経営手腕を駆使して、
わずか3年半で9億円の借金を十分の一以下まで圧縮した。
その経験が認められ、平成20年4月から西日本新聞にて、コラム「平原さんの中小企業心得」を連載。
机上の空論ではなく、自らの実体験に基づく迫力あるそのコラムは異例の人気となり、
そのコラムに加筆を加えたものが平成21年11月に西日本新聞社から、「銀行との闘い方」として出版された。
その後も、テレビ、ラジオ、雑誌等、数々のメディアで活躍。
現在は、自力再生の経験がない元金融機関出身の事業再生コンサルタント、
口先だけの再生コンサルタントなどとは一線を画し、真に中小零細企業の立場にたった
事業再生プロデューサーとして、経営者並びに従業員の生活と人生を守ることに日々全力投球している。
<参考>平原先生の著書
銀行との闘い方―不況時代の企業経営者心
https://amzn.to/3G1z4tZ
—
平原先生は、すさまじい人生を過ごされてきましたね。
皆さまからのご参加をお待ちしております。
日時 | 2025年4月16日(水) 16時30分~19時 |
---|---|
ご案内 | ・タイトル:会員様限定資金調達セミナー ・日程:2025年4月16日 ・時間:16時30分~19時 完全終了(16時開場、ZOOMアクセス16時30分より) ・場所:都内会議室にて(原則ZOOMによるオンライン配信)※会場参加も可能 ・講師:外部講師 |
お申込み | このイベントは終了しました |
お問い合わせ | ・会員様でない方でお試し参加を希望される方は、参加料(外部講師:15,000円+税、吉田講師:12,000円+税)がかかりますのでご了承ください。(会場及びZOOM参加ともに料金は同じです。) ・必ず「お試し参加希望日」についてお知らせください。 |